修学旅行の中学生が壊した“アート作品”復活 修復に約5か月 新潟
今年4月、新潟県の美術館で修学旅行の中学生が展示作品を壊した事案がありましたが、8日、作者によって修復された作品が展示されました。作者は作品を破損された直後、「作者はまだ生きていて、作品を修復する気力も体力もあります」とコメントしていました。
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暗闇の中で幻想的な光や影を楽しめるアート。新潟県十日町市の美術館で、クワクボリョウタさんの作品「LOST#6」が8日から展示されました。
この作品を巡っては今年4月、新潟市から修学旅行で訪れていた中学生によって壊されてしまっていました。
修復は困難な状態でしたが、作者のクワクボさんは自身のツイッターで「作者はまだ生きていて、作品を修復する気力も体力もあります」とコメントしていました。
作品が壊されてから約5か月、作品は美術館の暗闇の中でオレンジ色を灯し、以前の幻想的な姿を取り戻していました。
美術館の担当者
「起きてしまった事件は事件として、それを乗り越えて、また新しいものを作って皆さんに提供していくというような、その強い思いが表れているのではないかなと思っています」
作品を見た人
「こういうの作ったかって…よかったです!」
十日町市によると、作者のクワクボさんも7日まで会場で準備を進めていたということです。