安倍元首相“銃撃” 山上容疑者、消費者金融などに数十万円の借金か
安倍元総理が銃撃され死亡した事件で、逮捕された男には、消費者金融などに少なくとも数十万円の借金があったことがわかりました。
山上徹也容疑者は2005年に海上自衛隊を退職したのち、アルバイトや派遣社員として仕事を転々としていましたが、今年5月以降は、無職だったとみられています。
警察が、金融機関や消費者金融を調べたところ、事件当時、山上容疑者の銀行口座の残額は、20万円ほどで、カードローンなどの借入金が少なくとも数十万円あったことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
山上容疑者は、「生活に困窮し、今月に入って、犯行を最終的に決意した」という趣旨の供述をしていて、警察は、借金で武器の製造費用を賄い、生活費がなくなる前に安倍元総理を襲う計画を実行に移した可能性があるとみて慎重に捜査を進めています。