8日、安倍元首相が奈良県内で演説中に銃撃されました。安倍元総理大臣が銃撃された奈良の大和西大寺駅の現場から最新情報を伝えてもらいます。

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事件発生から5時間ほどがたちましたが、いまも現場にはひろく規制線がはられていて、現場検証が続けられています。

1時間ほど前にわたしたちは到着したのですが、現場の周辺は規制線よりさらにひろい範囲で車の交通規制も行われていて、驚いた表情で現場を見ている方が多くいました。

――当時安倍元総理はどのような状態で演説していたのでしょうか？

現場は奈良市の大和西大寺駅北口のロータリーで、安倍元総理はガードレールに囲まれた中で演説していたところ、背後から銃のようなもので撃たれたとみられています。

また殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された元海上自衛隊員で奈良県在住の山上徹也容疑者（41）ですが、警察の調べに対し「殺そうと思って狙った」などと話していることが新たにわかりました。

一方で、山上容疑者は「安倍元首相の政治信条に対するうらみではない」とも話していて、複数の関係者によりますと、これまでのところ山上容疑者について事件につながるような思想的背景や組織的背景については確認できていないということです。

警察は今後、犯行の動機についても詳しく調べる方針です。