佐渡島の金山に「情報照会」勧告 ユネスコ諮問機関
世界遺産に推薦されている新潟県の「佐渡島の金山」について、ユネスコの諮問機関であるイコモス(=ICOMOS)が「情報照会」の勧告をしたことがわかりました。
文化庁は、政府が世界遺産への登録を目指す「佐渡島の金山」について、イコモスが追加情報の提出を求めた上で次回以降に審議を持ち越すことを適当とする「情報照会」を勧告したと発表しました。
勧告を受け、政府は来月インドで行われる世界遺産委員会に向け引き続き、「佐渡島の金山」の世界遺産の「登録」を目指し対応していく方針です。
ユネスコは今後、イコモスの勧告も踏まえて、世界遺産委員会で今年登録するかどうか、最終的な判断を行います。
仮にユネスコの世界遺産委員会で今年の登録が見送られ「情報照会」と判断された場合、政府は追加情報の提出を行った後、現地調査手続きを除くイコモスの審査を受け、最短で来年の世界文化遺産の登録を目指すこととなります。