浅間山 火口温度が上昇、火山活動は活発に
今月に入り小規模な噴火が発生した浅間山は、山頂の火口の中の温度が上昇していることが気象庁の観測でわかった。
群馬と長野県境にある浅間山は、今月19日にごく小規模な噴火が発生した以降、噴火は確認されていない。気象庁は24日、赤外線で温度を測定することができる「サーモカメラ」などを使い、浅間山の上空から観測を行った。それによると、山頂の火口の中の温度は先月の調査と比べて上昇していたことに加え、高い温度が観測された領域も広くなっていることがわかった。また、高温の火山ガスが噴煙などに反射して夜間、火口が赤く見える「火映」と呼ばれる現象も断続的に観測されているという。
気象庁は浅間山の火山活動はさらに活発になっているとして、引き続き、火口から2キロの範囲には立ち入らないように呼びかけている。