台風11号 兵庫で4万世帯超に避難勧告
台風11号は16日深夜、高知県に上陸し、17日朝、岡山県に再上陸した後、17日午後1時半現在、鳥取県米子市付近を北に進んでいるとみられる。この台風の影響で、各地で記録的な大雨となっている。兵庫県姫路市から読売テレビ・長谷川敬典記者が中継。
姫路市のある兵庫県の播磨南西部では、大雨・洪水警報のほか、土砂災害警戒情報が出されている。姫路市では、17日午前6時半ごろまでの1時間で38ミリの激しい雨を観測している。雨の影響で市内を流れる林田川の水位が上がり、氾濫の危険がある氾濫危険水位に達している。兵庫県内では午後1時の時点で、神戸市など5つの市と町、計4万418世帯に避難勧告が出されている。
また、南あわじ市で、台風に備えて自宅近くの事務所の窓を補強していたとみられる71歳の男性が水路で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。
雨風ともに徐々に弱まっているように感じるが、16日から降り続いた雨の影響で河川が非常に増水している。兵庫県ではこれからの時間帯は特に、河川の増水に注意を呼びかけている。