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IOC副会長、“新国立”完成前倒しを要請

2015年8月25日 15:44
IOC副会長、“新国立”完成前倒しを要請

 新国立競技場の整備計画について、国際オリンピック委員会(=IOC)の副会長が来日し、2020年1月までの完成を強く求めた。

 遠藤オリンピック・パラリンピック担当相と面会したIOCのジョン・コーツ副会長は、政府が2020年4月としている完成時期の前倒しを求めた。

 「2020年1月までに行われなければならないということを強調した」-コーツ副会長はこのように述べ、機材の設置や開会式のリハーサルなど準備期間が必要なことから、2020年1月の完成を強く求めた。

 これに対し遠藤担当相は、「安倍首相と十分相談したい」と答えるにとどめ、整備計画は4月の完成としながら、技術者の意見を聞き、できるだけ早い完成を目指すと述べた。また建設費の上限については、「なんとか2000億円は切れるよう努力したい」と述べた。政府は整備計画を今月中に策定する予定。