新国立競技場 「現行計画」IOCに説明へ
2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場について、大会組織委員会が今月末にIOC(=国際オリンピック委員会)に、現在のデザインをもとにした計画を説明する方針であることがわかった。
新国立競技場はイラク人建築家のザハ・ハディド氏のデザインをもとにしたもので、「キールアーチ」と呼ばれる2本の巨大な鋼鉄製の柱が総工費が膨らんでいる原因のひとつとなっている。関係者によると大会組織委員会は、今月28日から行われるIOCの理事会と総会で、このデザインをもとにした計画を説明することがわかった。
新国立競技場の総工費は当初の計画を大幅に上回っていて、批判の声もあるが、IOCに現状の計画を報告することでデザインの大幅な変更は難しくなる。