木原実さんが解説 台風18号の進路は?
台風18号の進路と今後の雨について、気象予報士の木原実さんに聞いてみました。
台風は日本海を北上していますが、台風が陸地を離れても雨はしばらく続く見込みです。台風18号は日本海で温帯低気圧に変わりますが、その後もしばらくゆっくりと日本海を進む見込みです。
台風が上陸した愛知・知多半島から東海、甲信にかけては雨雲がありませんが、関東地方には活発な雨雲の列があって北に向かって移動しながら雨を降らせています。
台風は10日までに温帯低気圧に変わりますが、動きが遅くしばらく日本海に停滞する見込みです。この台風から変わった低気圧に向かって、引き続き湿った空気が流れ込む見込みで、山沿いを中心に10日も雨が降り続くと思われます。
これから10日昼までに予想される雨の量は、関東で200ミリ、甲信で100ミリ、伊豆諸島で50ミリとなっています。
今までの雨で地盤の緩んでいるところがあると思います。今後少しの雨でも土砂災害の発生することもあるので十分警戒してください。