国交省“不慣れなバス運転”講習義務づけへ
15人が死亡した長野・軽井沢でのスキーバスの事故を受け、国土交通省は、新たに採用した運転手が長期間運転していない大きさのバスを運転する場合、講習を義務づける方針を固めた。
今回、事故を起こした運転手は、去年12月に採用されたばかりで、前の会社では大型バスを運転しておらず、不慣れだったことが分かっている。
国交省の現在の指針では、新しい運転手を採用した場合、座学や車両を用いた指導などの講習を行うよう努力するとされているが、3年以内にバス会社で運転手をしていた人は対象外とされ、事故を起こした運転手も講習の対象外だった。
このため、国交省は、大きさの違うバスを運転させる際は、講習を義務づける方針を固め、対策委員会で検討した上で、早ければ年度内に指針を改定する方針。