北海道を襲った数年に一度の猛吹雪、１日未明から猛威をふるい始めていた。

　台風並みの強烈な風。岩内町では、街路灯が根もとから折れて倒れた。視界が奪われるほどの猛吹雪。江差町では、最大瞬間風速３２．１メートルを観測。町には、夜通し風の轟音（ごうおん）が鳴り響いたという。

　江差町の人「眠れない感じ。家も揺れるし」「３０分おきくらいに起きるような音でした」

　札幌市内でも、時折、前が見えなくなるほどの地吹雪に見舞われた。北海道の各地で、３月としては過去最大の強風を観測。札幌市で３３．８メートル、室蘭市で３４．３メートル、倶知安町で３５．０メートルの最大瞬間風速を記録した。

　北日本の大雪はピークを越え、２日以降は徐々に回復していく見込みだ。