核燃料再処理工場でケーブル不備351件
原発の中にあるケーブルが不適切に設置されているケースが相次いで報告される中、青森県にある使用済み核燃料の再処理工場でも同じような違反が351件あったことが明らかになった。
不適切なケーブルの設置をめぐっては去年、東京電力柏崎刈羽原発で発覚し、今年1月、原子力規制委員会は原発や再処理工場の事業者などに調査を指示し、31日が報告期限となっていた。
日本原燃は青森県にある使用済み核燃料再処理工場の点検を行った結果、ケーブルの不備が351件見つかり、31日、原子力規制委員会に原因究明と再発防止策の報告を行った。
原因については、ケーブルを敷設するときにルートを示す設計図がなかったためとみている。日本原燃によると、調査は継続中で、4月末までに最終結果を示すとしている。