柏崎刈羽原発の審査 半年ほど遅れる見通し
原子力規制委員会は、新潟県の東京電力・柏崎刈羽原発について再稼働の前提となる審査を集中的におこなってきたが、東京電力からの資料の提出が遅れているため、今後の審査が半年ほど遅れるとの見通しを示した。
柏崎刈羽原発6号機、7号機は福島第一原発と同じ沸騰水型と呼ばれる原発で、原子力規制委員会は集中的に審査を進めていた。しかし、設備の耐震設計についての審査を始めたところ、東京電力が必要な資料の準備をしていなかったことがわかった。
資料の提出まで時間がかかる見込みで、原子力規制委員会は集中的な審査をやめることにし、今後の審査が半年ほど遅れるとの見通しを示した。最終段階に入っていた審査だが、終了するのは秋以降にずれ込む見込み。