福島第二原発と浜岡原発でケーブル不備
東京電力は、福島県にある福島第二原発で安全上重要なケーブルの設置不備が969件見つかったと発表した。また、中部電力の浜岡原発でも同様の不備が528件あったという。
不適切なケーブルの設置をめぐっては去年、東京電力柏崎刈羽原発で発覚し、原子力規制委員会は全ての事業者に問題がないか調査するよう指示していた。
東京電力は福島県の福島第二原発で原子炉建屋床下にあるケーブルの点検を行った結果、本来なら火災対策のために別々に敷く必要があるケーブルなどの不備が計969件が見つかったという。
一方、中部電力も静岡県にある浜岡原発で計528件の不適切なケーブル設置などが見つかったと発表した。
東京電力と中部電力は30日、原子力規制委員会に原因分析と再発防止策の報告を行った。原因については、ケーブルを敷設するときに確認ルールを定めていなかったためとみており、今後、ルールを明確化するとしている。