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柏崎刈羽で不適切ケーブル設置 2500本

2016年1月29日 22:42

 東京電力は、新潟県にある柏崎刈羽原発で安全上重要なケーブルが不適切に設置されていたものが2500本確認されたと発表した。

 この問題は、東京電力・柏崎刈羽原発の全号機で、安全上重要なケーブルが国の基準に反して一般のケーブルと混在して設置されていたもの。これまでの調査では、中央制御室内で1049本の違反ケーブルが確認されていた。

 その後、改めて原子炉建屋内などに設置されたケーブルも調査したところ、前に見つかった1049本を含め合わせて2500本見つかったという。一部のケーブルは設置状況を記した図面にも誤りがあったことから、最終的には目視点検を行ったという。

 一方、こうしたケーブル問題は他の原発でも明らかになっており、原子力規制委員会は全ての事業者に対し、同じような問題がないか調査し、3月末までに報告するよう指示している。