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観光名所が津波浸水 鎌倉市がCG公開

2016年4月6日 19:32
観光名所が津波浸水 鎌倉市がCG公開

 神奈川・鎌倉市が防災意識を高めようと津波浸水をイメージしたリアルなCGを公開した。

 年間2000万人の観光客が訪れる鎌倉市。市は東日本大震災から5年が経過し市民らの防災意識が少しずつ低くなっているとして、実際の街並みの映像に津波の浸水の様子を重ね合わせたCGを作成し公開した。

 夏は多くの客でにぎわう由比ガ浜から一気に津波が押し寄せ、街をのみ込んでいく。さらに鶴岡八幡宮につながる参道にも大量の海水が流れ込む。

 鎌倉市では最悪の想定で、地震発生後わずか8分で津波が襲来し高さは最大14.5メートルにのぼるとされている。

 このリアルなCG映像は、市民や観光客に津波被害を実感してもらうため市のホームページなどで公開されていて、鎌倉市は大きな揺れを感じたら素早く高台に逃げてほしいと呼びかけている。