九州新幹線 きょう午後にも運転再開へ

熊本地震に伴い一部区間で運休していた九州新幹線は、27日午後にも13日ぶりに全線で復旧する見通し。
熊本駅では27日午前9時20分ごろ、新水俣駅に向けて8両編成の試運転の車両が出発した。九州新幹線は今月14日に起きたいわゆる前震の揺れで車両が脱線したほか、防音壁など約150か所で損傷が見つかったことから、全線で運転を見合わせていた。その後、部分的に運転が再開され、熊本と新水俣の間で不通となっていたが、脱線した車両の撤去作業が順調に進んだことなどから、試運転で安全が確認されれば、午後2時半すぎにも全線で運転が再開される見込み。運転再開は13日ぶり。
一方、高速道路でも復旧工事が進められている。九州自動車道で今月中にも一部区間の通行止めを解除する予定。
ゴールデンウイークを前に、新幹線、そして高速道路と、交通網の復旧が一歩ずつ進むことで、地震からの復興の追い風になることが期待される。