九州自動車道 15日ぶり全線開通
熊本地震の影響により一部区間で通行止めが続いていた九州自動車道は29日朝、15日ぶりに全線で開通した。ただ、大規模な渋滞も予想されている。
九州自動車道は、熊本県の植木インターチェンジから嘉島ジャンクションの間の23キロの通行止めが29日午前9時に解除され、15日ぶりに全線で開通した。ただ、一部の区間で今も復旧工事が続き、20キロの速度制限が行われていることから、29日からのゴールデンウイーク中は、大規模な渋滞も予想されている。
また、一部区間で通行止めが続く大分自動車道の通行止めの解除は連休明けの来月9日以降になる見通し。
一方、熊本市が市内のすべての避難所で行った調査によると、避難の理由について7割の人が「余震による不安」をあげたことがわかった。また、自宅に戻れない人の7割が、今後も避難所に留まることを望んでいて、29日朝までに1030回を超える地震が起きていることの影響が浮き彫りとなっている。