熊本地震の影響で運休が続いていた九州新幹線が、２０日から鹿児島中央－新水俣間で運転を再開した。

　最初の地震発生から６日間にわたり運休が続いていた九州新幹線が２０日午前６時すぎから一部で運転を再開した。九州新幹線では、これまで熊本地震で回送列車が脱線したため、博多から鹿児島中央までの全線で運休が続いていた。ＪＲ九州によると、このうち熊本の新水俣から鹿児島中央の間では、運行上の安全が確認できたとして、２０日から６日ぶりに本数を減らして運転を再開した。

　一方、博多－新水俣間は、熊本駅近くで脱線した車両の撤去が終わっておらず、熊本県内でレールが曲がったり防音壁が壊れたりしている場所が約１５０か所あるため、復旧や点検を急いでいるが、運転再開のメドは立っていないという。