携帯電話「ながら運転」による自動車の死亡・重傷事故が過去最多 去年1年間…警察庁は若い世代中心に危険性呼びかけ

携帯電話などを使いながら車を運転する「ながら運転」による死亡・重傷事故が、去年、過去最多となりました。
警察庁によりますと去年一年間の交通事故による死者の数は全国で2663人で、2023年より15人、少なくなりました。統計が残る1948年以降3番目に少ない数字となっています。
一方、携帯電話などの「ながら運転」による死亡・重傷事故は136件にのぼり、2007年以降、最多となりました。
運転者の年齢別では、2020年から去年までに起きた489件の「ながら運転」による死亡・重傷事故のうち、20代が最多の28.8%、続いて30代が23.7%を占めたということです。
また去年、自転車の「ながら運転」で起こした、または巻き込まれた死亡・重傷事故は28件で、こちらも過去最多となりました。
2020年から去年までの114件のうち、年齢別では19歳以下が55.3%を占め、最多となっています。
警察庁はスマートフォンのゲームや動画などのコンテンツが増えていることが一因になっているとみて、特に若い世代に対して重点的に「ながら運転」は危険なので絶対にやめるよう呼びかけていくとしています。