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熊本城「百間石垣」の応急工事始まる

2016年5月25日 20:16
熊本城「百間石垣」の応急工事始まる

 先月の地震で大きな被害を受けた熊本城の石垣の一つ「百間石垣」の応急工事が始まった。

 熊本城の北側にある「百間石垣」は約400年前、熊本城北側の防御のために造られた。長さは約150メートルあるが、そのうちの約62メートルが崩れ落ちた。交通量の多い市道に面し、近くに国立の病院があり、緊急車両も通るため、早く通行ができるようにと今週から応急的な工事を始めた。熊本市によると、崩れた石を移動させ、数か月をメドに通行ができるようにしたいとしている。

 石垣を元の姿に戻すには、写真などを基に崩れた石を元通りに積み直す必要がある。しかし、今回の工事は応急的なもので、石垣を復旧する工事のメドはまだ立っていないという。