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南阿蘇鉄道 7月中旬めどに一部運転再開へ

2016年5月30日 13:26
南阿蘇鉄道 7月中旬めどに一部運転再開へ

 熊本地震の影響で全面運休が続く第三セクター「南阿蘇鉄道」が、高森~中松駅間について7月中旬をめどに運転再開を目指す考えを明らかにした。

 南阿蘇鉄道によると全長17.7キロのうち、被害が比較的少なかった高森駅と中松駅の約7.1キロについて、早ければ7月中旬までに運転再開を目指すという。また、中松駅と長陽駅の間についても1年以内の再開を目指したいとしている。

 一方、長陽駅と立野駅の間はトンネルや橋の損傷が激しく、全線復旧には30億円以上かかる見込み。南阿蘇鉄道では沿線自治体と協力して国に財政支援を求めるほか、今月21日からは県外の第三セクターの鉄道会社で販売していた「復興祈念切符」を高森駅でも販売して支援を呼びかけている。