２日、小池百合子氏が新しい東京都知事に正式に就任した。就任会見で小池知事は「都政改革本部」を設置することを明らかにした。

　小池知事は２日午前、職員らが出迎える中、都庁に到着した。当選証書を受け取り正式に知事に就任した小池知事は、その後、６００人の職員を前に訓示を行い、「都民目線で最善を尽くす努力をお願いしたい」などと述べた。午後に行われた就任会見では、都庁の情報公開のあり方や予算のあり方などを見直すため、「都政改革本部」を新設することを発表した。

　小池百合子都知事「都政改革本部なる組織を設置したく考えております。都政改革本部では過去の慣例にとらわれることなく、効率・効果・透明性の観点を重視して取り組んでいくものと考えております」

　都政改革本部は、小池知事自らが本部長を務め、外部からも第三者を入れてメンバーを構成するとのことで、本部の下に「調査チーム」を作り、まずは「情報公開」と「東京オリンピック・パラリンピックの予算や工程表の妥当性」の２つについて調査を行う方針。

　２日目の３日、小池知事は、各局から重要事項や課題などについて説明を受けるという。