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住宅街が浸水 北海道で川の氾濫相次ぐ

2016年8月31日 10:31
住宅街が浸水 北海道で川の氾濫相次ぐ

 台風10号に伴う大雨により、北海道の北部や東部では河川の氾濫が相次ぎ、南富良野町では住宅などが浸水して、住民がヘリコプターで救出されるなど、被害が広がっている。

 南富良野町では31日午前2時ごろ、町内を流れる空知川が氾濫し、住宅街一帯が浸水した。午前8時すぎには、取り残された住民をヘリコプターで救出する懸命の活動も行われた。

 南富良野町では、少なくとも100世帯が浸水の被害を受けているとみられている。このため住民300人近くが避難したが、避難所自体が浸水していることから、町では自衛隊に災害派遣要請をするとともに、住民の救出作業を続けている。

 一方、東部の芽室町では午前1時ごろ、町内を流れる美生川と、芽室川が氾濫した。このため住宅街が浸水被害を受け、救助活動が続けられている。

 さらに、隣町の清水町でも、町内を流れる川の水があふれ、深刻な浸水被害が出ているほか、黒のワンボックスカーが川に転落し、少なくとも男性1人が乗っていたとみられているが、まだ見つかっていない。