孤立集落の住民救出活動続く 岩手・岩泉町
台風10号で大きな被害を受けた岩手県岩泉町で、孤立している集落の住民の救出活動が5日も続いている。
岩泉町では、台風12号から変わった熱帯低気圧の影響で、土砂災害の危険性が高まっているとして、4日から町内全域(4586世帯9947人)に「避難指示」が出されている。4日は、孤立している集落の住民約150人をヘリコプターで救出していて、5日は、残る500人余りのうち、113人が避難する予定。
岩手県によると、台風10号による県内の犠牲者の数は、5日午前6時現在、15人となっている。また、情報を精査した結果、安否不明者は8人となっている。
「避難指示」を受けて、5日、町内に17ある小中学校の一部で「休校」の措置が解除される予定だったが、継続されている。