宮内庁新長官に山本信一郎氏が決定
天皇皇后両陛下をはじめ皇室の活動を支える宮内庁の事務方トップである宮内庁長官が交代する。
政府は23日の閣議で、宮内庁の事務方トップである風岡典之長官が今月26日に退任し、ナンバー2の山本信一郎次長が昇格する人事を決定した。
退任する風岡長官は国土交通省事務次官や、宮内庁次長を経て、2012年以来、宮内庁長官を務め、天皇皇后両陛下の戦後70年のパラオ慰霊や天皇陛下の「生前退位」の意向をにじませたお気持ちの表明などを取り仕切ってきた。
次の長官となる山本氏は内閣府事務次官を経て2012年から宮内庁次長を務めている。今後は、天皇陛下が示唆されている「生前退位」の意向と、政府が進める検討作業の間に立っての調整など、大きな課題に取り組むことになる。
次の宮内庁次長には、元警視総監で内閣危機管理監の西村泰彦氏が就任することになった。