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全国の駅の点字ブロック設置率76.9%

2016年11月1日 20:15

 国土交通省は、全国の鉄道駅において、視覚障害者が利用する線路側を認識しやすい構造の点字ブロックの設置が全体の76.9%だったという結果を公表した。

 国土交通省は、鉄道事業者に対し、1日平均1万人以上が利用する全国の2131駅において、可能な限り速やかに、線路側を認識するための突起がついた点字ブロックの設置を求めている。

 国土交通省が全国の駅を調べたところ、今年3月までに、設置された駅は全体の76.9%の1638駅であることがわかった。

 前年度に比べ、設置された駅数は約7.4%増加しているということだが、国土交通省によると、事業者によってはホーム数の多い駅を保有するなどで、設置コストの課題なども残されているという。

 また、1日3000人以上が利用する全国の駅において、エレベーターやスロープの設置などで、段差をなくしている駅が、全体の86%だったことも公表している。