東京オリンピック・パラリンピックの馬術競技会場となる、東京の馬事公苑の整備工事から暴力団排除を目指す協議会が設置された。

　８日に設立された馬事公苑整備工事の暴力団排除協議会には、警視庁と世田谷区、建設会社、日本中央競馬会などが参加し、官民一体となって取り組むことで一致した。

　東京オリンピック・パラリンピックでは各会場の整備工事費が巨額になるため、工事契約の際、暴力団が下請け事業に参入するなどの懸念がある。

　警視庁は施工主や地元自治体などとこうした協議会を作って連携を深め、暴力団などの反社会勢力が会場整備事業に不当に介入しないよう取り組んでいきたいとしている。