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メンチカツ 原材料付着のO-157拡大か

2016年11月16日 20:32
メンチカツ 原材料付着のO-157拡大か

 静岡県沼津市の食品会社が製造したメンチカツによる食中毒で、静岡県は原材料に付着したO-157が製造室で二次汚染し、食中毒が拡大した可能性があると発表した。

 これは神奈川県の「肉の石川」、静岡県の「米久」が販売したメンチカツと、広島市内の飲食店が調理したメンチカツを食べた人がO-157に感染したもので、これまでに41人が食中毒症状を訴えた。

 いずれも静岡県沼津市の「タケフーズ」が製造していて、静岡県は16日、調査の結果、患者から検出された菌とそれぞれの製品から出た菌が全て一致したと発表した。

 また静岡県は、これらが製造されたのは8月31日、9月21日と23日とみられるとし、タケフーズの従業員からはO-157が検出されていないことから、原材料に付着した0-157が加工後も製造室にとどまって二次汚染を引き起こしたと推測している。

 この結果を受けて静岡県は、タケフーズに対して生肉などもできる限り殺菌する工程を設けるほか、製造器具をこれまでのアルコール消毒に加え塩素消毒をすること、さらに商品のパッケージにしっかり加熱するという表示をすることや揚げ方の説明表記を分かりやすくすることなどを指示した。