冷凍メンチからO-157 腹痛など17人
神奈川県平塚市にある食肉販売会社の冷凍メンチカツから病原性大腸菌「O-157」が検出され、このメンチカツを食べた17人が腹痛などを訴えていることがわかった。このうち、子ども2人は重症だという。
神奈川県によると、先月、平塚市の食肉販売会社「肉の石川」の冷凍食品「和牛・相模豚メンチ 肉の石川」を食べた男女17人が腹痛や下痢などの症状を訴え、そのうち5歳の男の子と8歳の女の子が重症で入院しているという。17人全員からO-157が検出され、販売前の同じ商品からもO-157が検出されたという。
商品は静岡県にある「タケフーズ株式会社」が製造し、17人が食べたのは賞味期限が来年2月26日のもので、神奈川県と千葉県のイトーヨーカドー26店舗で販売されていたという。イトーヨーカドーは賞味期限が来年2月26日のものを含め、全ての冷凍メンチカツについて自主回収を進めている。
神奈川県は集団食中毒の可能性もあるとみて原因を調べている。