開幕が２日後に迫ったリオパラリンピックのチケット販売率が６割にとどまっている。予算不足の問題もあり、大会の規模を縮小するなどの影響が出ている。

　国際パラリンピック委員会によると、チケットの売れ行きはオリンピックの閉幕後に伸びたものの、５日までに売れたのは用意された２５０万枚のうち６割にとどまり、１００万枚が売れ残っている。

　パラリンピックは、チケットの販売不振や予算不足から、一部の競技で会場を閉鎖して別の会場に集約しスタッフの数を減らすなど、コスト削減に努めている。今後は、大会への関心を高めて、チケットの売り上げを伸ばせるかが課題となる。