リオパラリンピックで初の「難民選手団」
IPC(=国際パラリンピック委員会)は5日、来月からブラジルで始まるリオデジャネイロ・パラリンピックで、「難民選手団」を結成することを発表した。
「難民選手団」は、紛争などで母国を離れ難民となった人たちに光を当てようと結成されるもので、パラリンピックでは初めての試み。特定の国に所属しない難民選手団では、国旗ではなく、パラリンピックの旗が使用され、また、各国の選手団と同様、大会期間中は選手村に滞在するという。
IPC(=国際パラリンピック委員会)のクレイベン会長は、「人間の精神の強さによって成し遂げたられたものが、世界に示されるだろう」とコメントしている。
どの種目に何人が出場するかなど、具体的なことについては、リオオリンピックの終了後に発表される予定。「難民選手団」は今回、リオオリンピックでも初めて結成され、中東やアフリカ出身の難民10人が出場する。