リオ五輪で初結成 難民選手団が会見
リオオリンピックで初めて結成された難民選手団が30日、会見し、「世界の難民を代表して出場する」と意気込みを語った。
難民選手団は30日、リオのシンボルであるキリスト像を訪れた。難民選手団は母国を離れた難民にも出場機会を与えようと、今回初めてもうけられたもので、中東やアフリカ出身の難民10人で構成されている。
競泳に出場するシリア出身のユスラ・マルディニ選手(18)は去年、シリアからドイツに渡ったが、難民らが乗ったボートを3時間半押しながら地中海を泳ぎ続けた。
マルディニ選手「ブラジルと世界中の難民のみなさんを代表して五輪に出場します。人生は、苦難があったからといって終わるものではありません。誰もが夢を実現し続けられるよう願います」
難民選手団は5日の開会式でオリンピックの旗を持って行進する。