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福島第二原発 冷却ポンプが一時停止も再開

2016年11月22日 9:44

 東京電力は22日午前8時半から記者会見を開き、福島第一、第二原発の状況について説明した。

 東京電力によると、福島第一原発では、22日朝に福島県沖で発生した地震による新たな被害は確認されていない。

 福島第二原発では、地震の揺れを感知して3号機の使用済み燃料プールで一時的に冷却ポンプが停止したが、午前7時47分には冷却が再開されたという。ポンプが停止している間にプールの温度は0.8℃上昇したが、安全上問題がある温度には至っていない。

 また、福島第二原発では、構内の配電が停止したため、空気中の放射性物質を測定する機器の一部が停止しているが、周辺のモニタリングポストに異常はなく、放射性物質が新たに漏れているという兆候は確認されていない。

 一方、東京電力ホールディングスの広瀬社長は22日、新潟県を訪れ、米山知事と会談する予定だったが、この地震を受けて会談を延期し、東京に戻ることにしたという。