伊方原発2号機 極微量の放射性物質漏れ
愛媛県にある運転停止中の伊方原発2号機の配管から、極微量の放射性物質を含んだ一次冷却水が漏れているのが見つかった。四国電力は人体への影響はないとしている。
四国電力によると、先月31日午後3時ごろ、伊方原発2号機の、一次冷却水が流れる配管に取り付けられたステンレス製の弁から、極微量の放射性物質を含んだ約10ミリリットルの一次冷却水が漏れているのが見つかった。人体への影響はないという。弁には約3センチのひび割れがあり、四国電力は原因を調べている。
伊方原発2号機は、2012年1月から定期検査のため運転を停止しているが、設備を維持するために配管内は一次冷却水で満たされていた。
伊方原発をめぐっては、3号機でも再稼働後の先月26日に配管から水漏れするトラブルがあったばかりで、四国電力は「原因究明をしっかりして対応していきたい」としている。