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関東甲信各地で積雪 交通の乱れやケガ人も

2016年11月24日 12:11
関東甲信各地で積雪 交通の乱れやケガ人も

 東京都心では54年ぶりの11月の初雪となり関東地方では平野部でも雪が積もっている。この影響で鉄道に運休や遅れが出ているほか、雪で滑って、ケガ人が出ている。

 関東甲信地方では、24日明け方から雪が降っていて、東京都心や横浜市、山梨県甲府市などで初雪となった。東京と横浜、甲府の11月の初雪は54年ぶり。

 郊外を中心にかなり雪が積もっているところもあり、午前11時現在、山梨県河口湖で20センチ、栃木県宇都宮と埼玉県熊谷などで3センチの積雪となっている。

 箱根の雪道ではトラックのタイヤにチェーンを巻く人の姿も見られた。気温も午前11時現在、東京で1.3℃、さいたまで0.6℃と厳しい冷え込みになっている。

 この雪で転倒事故が相次いでいる。さいたま市ではバイクに乗っていた40歳の男性がスリップし転倒、全身を強く打った。また東京都小平市では、40代男性が足を滑らせて転倒し、右手首を骨折するなど、東京、神奈川、埼玉、千葉で少なくとも12人がケガをしている。

 雪は昼過ぎにかけて続き、関東地方の山沿いと甲信地方を中心に大雪となる見込み。25日朝までに予想される降雪量はいずれも多いところで、甲信地方と関東北部の山沿いで15センチ、関東平野部で5センチ、東京23区で2センチとなっている。気象庁は交通機関の乱れや路面の凍結に注意を呼びかけている。