緊急地震速報誤報受け プログラム改修
今年8月、東京などで震度7の揺れを予測した誤った緊急地震速報が発表されたトラブルを受け、気象庁は通常ではありえない揺れを観測した場合は発表に使わないなどプログラムを改修した。
このトラブルは今年8月1日、東京などで震度7の揺れを予測した誤った緊急地震速報が出されたもので、鉄道が一時、運転を見合わせた。地震計の電源が故障し激しい揺れが起きたと誤って記録したのが原因で、気象庁は再発防止のためプログラムを改修した。
新しいプログラムでは揺れ幅に上限を設け、これを上回る大きな揺れを観測した場合は「通常ではありえない」として発表には使わないという。
また、鉄道会社など特定の事業者に向けて出される緊急地震速報については、1か所の観測点でマグニチュードが7を超えると推定された場合は、過大な震度予測を行わないよう上限をマグニチュード7として発表する。
気象庁は14日午後2時から運用を開始することにしている。