糸魚川火災 いまだ鎮火に至らず…放水続く
新潟県糸魚川市で起きた大規模火災は、出火から19時間以上がたった。火の勢いは衰えているが、いまだに鎮火には至っていない。現場から久保田紗也加記者が伝える。
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大粒の雨が22日夜から降り続いている。22日、体があおられるような強い風が吹いていた糸魚川市だが、23日も体感としては、22日と同じような強い風が吹いている。
警察によると、22日午前、糸魚川市大町の商店街の一角にある中華料理店から煙が出ていると近所の人から消防に通報があった。
火は周辺の飲食店や住宅などに燃え広がり、およそ140棟を焼いた。この火事で、煙を吸うなどして5人が軽いケガをしている。
糸魚川市は大町1丁目、2丁目と本町の363世帯744人に避難勧告を出した。また県は、自衛隊に災害派遣要請をするとともに、糸魚川市に災害救助法を適用することを決めている。
糸魚川市では、まだ約500戸が停電、約400戸でガスが止まっている。
応援の消防車は30台以上、富山や長野からも駆け付けたという。
延焼はしないだろうという鎮圧はしたが、完全に火が消える鎮火には至っていないということで、23日午前5時半現在も放水が続けられている。