皇居で新春恒例の「歌会始の儀」が行われている。

　天皇皇后両陛下や皇族方が出席される今年の「歌会始」は、約２万首から選ばれた入選者９人も参加し、「野」というお題で行われている。入選者などの歌に続き皇族方の歌が披露された。

　皇太子さまは『岩かげに　したたり落つる　山の水　大河となりて　野を流れゆく』と詠み、登山中に見た水滴が多摩川の源流となって流れゆく先に思いをはせられた。また雅子さまは、散策中、愛子さまに草花の名前を教えた喜びを『那須の野を　親子三人（みたり）で　歩みつつ　吾子（あこ）に教（をし）ふる　秋の花の名』と詠まれている。

　最後に天皇陛下の歌が詠み上げられる。