元証券会社の男の自宅から“睡眠薬”押収、顧客に飲ませ2600万円など奪ったか 広島市
広島市で顧客に睡眠作用のある薬を飲ませて現金およそ2600万円などを奪ったとされる事件で、元証券会社の男の自宅から事件に使われたとみられる薬が押収されていたことが分かりました。
警察は1日朝、強盗殺人未遂などの疑いで、神奈川県の無職・梶原優星容疑者の身柄を広島地検に送りました。
大手証券会社に勤めていた梶原容疑者は7月、広島市西区に住む顧客だった夫婦に睡眠作用のある薬を飲ませ、家に火をつけて、現金およそ2600万円を奪うなどした疑いです。
捜査関係者によると、梶原容疑者は逮捕前、放火については否認した上で、「奪った金額が違う」という趣旨の話をしていたということです。
警察は容疑者の自宅から、自身が処方された睡眠作用のある薬を押収していて、この薬が事件に使われたものとみて捜査しています。