熊本地震“当分は活動続く”政府地震調査委
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発生から間もなく1年になる熊本地震について、政府の地震調査委員会は「地震活動は減衰しつつも当分は現状程度の活動が続く」とする評価を公表した。
去年4月14日と16日に、熊本県益城町で震度7の激しい揺れを2回観測した熊本地震の発生から間もなく1年。政府の地震調査委員会は11日、「地震活動は減衰しつつも当分は現状程度の活動が続く」とする評価を公表した。
地震調査委員会によると、11日午前0時までに震度1以上の揺れを観測した回数は4291回で、今月に入っても活発な地震活動が続いているという。また、熊本から大分にかけての地域では、1889年の明治熊本地震以降、6年間に4回、マグニチュード6を超える大地震が起きている。このため、地震調査委員会は今後も強い揺れを伴う地震に注意を呼びかけている。