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再調査結果に「内閣府が説明すべき」前川氏

2017年6月15日 19:07
再調査結果に「内閣府が説明すべき」前川氏

 加計学園の獣医学部開設を巡る文部科学省の文書の再調査結果に対して、先ほど、前川喜平・前文科事務次官がコメントを出した。

 文科省が再調査で19の文書のうち14の文書の存在を認めたことについて、前川氏は「もともとあった文書が『あった』と確認されたのは当然のこと」とした上で、「文部科学省の中で多くの人が苦しい思いをしていることには、大変心を痛めている」「松野大臣は苦しいお立場の中で精一杯の調査を実施されたと受け止めている」とコメントした。

 その上で、文書の記載からも明らかなように、内閣府のやり方は強引な進め方だと批判。国家戦略特区制度の主務官庁は内閣府であり、「責任を文科省に押しつけるなど言語道断」だと厳しく指摘した。さらに、前川氏は、加計学園の獣医学部開設を認める上で内閣府が具体的にどのような検討を行ったのか、国民に説明責任を果たすべきだとしている。