九州北部を中心に記録的な大雨となり、福岡県と大分県には大雨の特別警報が発表された。福岡県の朝倉市では、降り始めからの雨量が５３０ミリを超えた。

　福岡県朝倉市では、５日午後３時４０分までの１時間に観測史上最も多い１２９．５ミリの猛烈な雨を観測し、降り始めからの雨量は５３０ミリを超えた。福岡県内では、５日に大雨特別警報が発表された朝倉市など１３の市町村に加え６日午前３時すぎ、大牟田市、柳川市、筑後市、大川市、みやま市、大木町、広川町の７つの市と町に大雨特別警報が発表されている。

　ＮＮＮがまとめたところ、福岡県内では１０人と連絡が取れなくなっている。また、朝倉市や久留米市の全域など、約１７万世帯、４０万人に避難指示が出ている。このほか、１級河川の筑後川に「氾濫危険情報」が出ている。

　九州北部地方では、６日昼前までにかけて、猛烈な雨が降るおそれがあり、福岡管区気象台では、土砂災害や河川の氾濫などに最大級の警戒を呼びかけている。