地下駐車場で二酸化炭素噴出…5人死傷事件 工事の現場責任者を書類送検
2021年、東京・新宿区のマンションの地下駐車場で、消火用の二酸化炭素が噴出して、工事作業員5人が死傷した事件で、警視庁は、工事の現場責任者の男性を書類送検しました。
2021年4月、新宿区のマンションの地下駐車場で、天井の張り替え工事中に二酸化炭素消火設備が作動し、男性作業員4人が死亡、1人がケガをしました。
警視庁によりますと、作業員の手の熱などに感知器が反応して、消火設備が誤作動を起こしたとみられています。
警視庁は7日、工事の現場責任者を務めていた60歳の男性が、二酸化炭素の噴出を防ぐ弁を閉じるなどの必要な措置を講じなかったとして、業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
調べに対し男性は、「起動ボタンを押さなければ、噴出しないと思っていた」と話しているということです。
最終更新日:2024年11月7日 17:52