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現役市長が強制わいせつ容疑で書類送検 取材に「やっていない」と否定 沖縄・南城市

2024年11月6日 6:11
現役市長が強制わいせつ容疑で書類送検 取材に「やっていない」と否定 沖縄・南城市

沖縄県南城市の現職の市長が強制わいせつの疑いで5日、書類送検されました。公用車の車内で、運転手だった女性の胸を触った疑いが持たれている市長が5日、「news zero」の取材に語ったこととは。

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沖縄・南城市 古謝景春市長(69)(5日午後4時すぎ)
「やってないことを送検されることはおかしい。これはもう完全にやってないですから」

「news zero」の取材に対し、自身に関わる疑惑を否定したのは沖縄県南城市の古謝景春市長(69)です。5日、強制わいせつの疑いで書類送検されたのです。

警察などによると、古謝市長は2022年12月、帰宅する公用車内で後部座席から運転席へ手を伸ばし、女性運転手の胸を触った疑いがもたれています。女性が被害を申告したのは去年1月。5日の書類送検は、起訴を求める「厳重処分」の意見が付けられました。

2006年に3つの村と1つの町が統合して誕生した南城市。その初代市長に就任した古謝氏は、あわせて4期14年、市長を務めています。座右の銘は「敦睦成風(とんぼくせいふう)」。人を大切にすれば、良い風が吹いてくるという意味だといいます。過去には、南城市への愛を語っていました。

古謝景春市長(2015年)
「(南城市は)歴史と自然豊かな素晴らしい地域であります。現在、市民一丸となって日本一、元気で魅力ある町づくりに取り組んでおります」

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今回、被害を訴えた女性は2022年から市長の公用車の運転手として勤務し始めたといいます。その後、今年2月には、市長と市に対し、セクハラなどがあったとして損害賠償を求める訴えを起こしています。

訴状によると、2022年8月4日~8日ごろ、古謝市長から「温泉の個室を使えるパスを持っているから、一緒にお風呂に入るか」「出張に行くか、一緒に行くか、泊まるのは一緒さ」などと、複数回にわたり被害を受けたとしています。女性は上司に申告しましたが、その後、契約を解除されました。

女性が訴えを起こした後、市長はSNSに「セクハラをあおる言動が異常なので警戒していた」などと投稿。

さらに、議会でも…

古謝景春市長(今年3月)
「その運転手になって、あまりにもセクハラをあおるような話が多かったもんですから警戒をしておりました」

こういった発言に対し、女性の代理人は、SNS上や市議会で市長が女性に対する名誉毀損やプライバシー侵害につながるような発言を繰り返しており、二次被害を発生させていると声明を出しました。

古謝市長は、市議会で繰り返しわいせつ行為を否定する一方、損害賠償を求められた裁判では、「記憶にない」と主張しています。

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あらためて、書類送検について問われると…

──書類送検されたことについて一言

古謝景春市長(69)
「やってないことを送検されることはおかしい。これはもう完全にやってないですから」

わいせつ行為を否定しています。

また、市長の家族は、女性の訴えは事実無根だとして、虚偽告訴の疑いで告発状を提出していました。しかし5日、警察は起訴を求めない意見を付けて那覇地検に書類送検しています。

(11月5日放送『news zero』より)

最終更新日:2024年11月6日 6:11