沖縄・南城市の市長が2022年、公用車の車内で、当時運転手を務めていた女性の胸を触ったなどとして、強制わいせつの疑いで書類送検されました。

起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて5日、書類送検されたのは、南城市の古謝景春市長（69）です。

警察などによりますと、古謝市長は2022年12月9日夜、市内で開かれた忘年会の会場から帰宅する公用車の車内で、後部座席から運転席へ手を伸ばし、女性運転手の胸を触った疑いがもたれています。

女性は去年1月、警察に被害を申告し、今年2月には、市と市長を相手取って、損害賠償を求める訴訟を起こしました。

警察は認否を明らかにしていませんが、古謝市長は市議会で繰り返しわいせつ行為を否定する一方、法廷では「記憶にない」と主張しています。