両陛下 九州北部豪雨の被災地お見舞いへ
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天皇皇后両陛下が今年10月に九州北部豪雨の被災地をお見舞いされる方向で調整が進められていることが分かった。
天皇皇后両陛下は今年10月に「全国豊かな海づくり大会」に出席するため福岡県を訪問される予定だったが、宮内庁によると、予定を一日早めて出発し、九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県と大分県をお見舞いされる方向で調整が進められているという。
両陛下は10月27日に飛行機で福岡県に入り、車を利用して陸路で福岡県朝倉市と大分県日田市を訪問し、被災地を見舞われるという。
両陛下はかねてから豪雨被害を心配し、お見舞いのための訪問を希望されていた。両陛下が被災地を訪問されるのは去年5月に地震で被害を受けた熊本県を訪問されて以来。
また、両陛下は2015年に噴火した口永良部島の住民のこともかねてから案じられていて、今年11月に屋久島やまだ訪れたことのない与論島、沖永良部島などと共に訪問する案も検討されているという。
天皇陛下は去年8月のビデオメッセージの中で象徴天皇の務めについて、「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、天皇の象徴的行為として大切なものと感じてきました」と述べられていた。