福島第一原発「遮水壁」全面凍結へ作業
福島第一原発の汚染水対策「凍土遮水壁」について、東京電力は、全面凍結に向けた作業をした。
「凍土遮水壁」は、建屋の周囲約1.5キロを氷の壁で囲み地下水が流れ込むのを防ぐ対策。汚染水が急激な水位の上昇で外に流出しないよう、去年3月から段階的に凍結してきた。
この計画について東京電力は、残り7メートルの部分を凍らせるため、22日午前9時に冷却液を流す作業をした。全面凍結には数か月かかる見込みだが、壁が完成すれば、汚染水の発生量は事故当初の4分の1にあたる100トンほどに減らせるとみられている。