熊本地震で被災 長陽大橋ルートが開通
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去年の熊本地震で主要な橋が崩落した熊本県南阿蘇村で、国が復旧工事を進めていた長陽大橋ルートが27日、開通した。
南阿蘇村立野で開かれた開通式では、関係者が開通を祝った。南阿蘇村では、熊本地震で白川にかかる阿蘇大橋など主要な橋や道路が崩落して、村内の立野地区と村中心部が分断されていた。開通した長陽大橋ルートは阿蘇大橋より下流にかかる、比較的被害が少なかった阿蘇長陽大橋や、崩落した村道を、国が村に代わって工事して1年4か月ぶりに応急復旧させた。
この工事の完了で立野地区と村中心部の大きな迂回が解消し、熊本市にある熊本インターチェンジから南阿蘇村役場までの所要時間は、これまでの60分から35分に短縮される。