被災の熊本城天守閣しゃちほこ復元、公開
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熊本地震で被害を受けた熊本城天守閣のしゃちほこが、新たに復元され、30日から公開が始まった。
しゃちほこの公開は熊本城内の観光施設城彩苑で始まった。現在、復旧工事中の大天守用と小天守用の2対が展示されている。
しゃちほこを復元したのは宇城市の鬼瓦職人・藤本康祐さんで、熊本市からの依頼を受けて5か月かけて制作した。一つの大きさは全長119センチ、重さは約100キロで、美しいいぶし銀に仕上がった。
しゃちほこの公開は復旧工事の進捗(しんちょく)に合わせて行われ、大天守用が来年2月まで、小天守用が再来年の8月までの予定。